内反小趾
内反小趾(ないはんしょうし)の症状
小指の付け根の関節が外側に出っ張り、靴に当たって痛みが出たり、赤く腫れたりすることがあります。進行すると小指が内側に曲がり、歩行時の違和感や変形が目立つようになります。

内反小趾の原因
- 合わない靴(先の細い靴やハイヒールなど)
- 遺伝的な要素
- 扁平足や外反母趾との関連

などが主な原因です。足の構造や歩き方の癖も影響します。
内反小趾の診断
視診や触診で変形の程度や痛みの部位を確認します。必要に応じてX線検査を行い、関節や骨の状態を詳しく評価します。
内反小趾の治療
まずは保存的治療(靴の工夫、インソール、装具、足のストレッチ)が基本です。
症状が強く日常生活に支障がある場合には、手術治療を検討することもあります。


装具例 ※当院での取り扱いはございません
内反小趾の予防
以下のようなことが予防につながります。
- 足に合った靴を選ぶこと(つま先が広く、クッション性のある靴)
- 日常的な足のストレッチや足指運動
- 体重管理や正しい歩き方の習慣づけ
小さな足のトラブルも、日々の生活を大きく左右します。気になる症状があれば、どうぞお気軽にご相談ください。
やまべ院長から一言

外反母趾との関連が強く、足の痛みは歩き方や姿勢にも影響を及ぼします。
「ちょっと気になるな」と感じたときが、ケアの始めどきです。無理をせず、少しずつでも一緒に改善していきましょう。
症状が長引く場合や難治性の場合には、専門病院へのご紹介も行っています。お気軽にご相談ください。
内反小趾に関するよくあるご質問
足の小指が内側(親指の方)に曲がってしまう状態です。
靴の圧迫や足の形の影響で起こり、痛みや赤み、タコなどを伴うことがあります。
はい、関係があります。内反小趾と外反母趾は同時に起こることも多く、足の横幅が広がる「開張足」が背景にある場合もあります。
まずは痛みを悪化させる靴を避けましょう。
つま先の広い靴や柔らかい素材の靴を選び、必要に応じてインソールでサポートします。
炎症が強いときは、冷却や湿布で症状を抑えましょう。
多くの場合は保存療法(靴・インソール・ストレッチ)で改善します。
痛みや変形が強い場合にのみ、手術を検討します。
はい。足指を広げるストレッチや、タオルを足指でつかむ運動がおすすめです。
血流をよくし、指の動きを保つことで悪化を防げます。