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橈骨神経麻痺

橈骨神経麻痺の原因・概要

「手首が上がらない」「朝起きたら手がだらんとしている」ーそれは橈骨神経麻痺(とうこつしんけいまひ)かもしれません。

橈骨神経は、首から出て腕の後ろ側を通り、肘・手首・指を伸ばす働きを担う大切な神経です。
この神経が圧迫や外傷などによって障害されることで起こるのが「橈骨神経麻痺」です。

橈骨神経麻痺は早期の診断と適切な対応が回復への第一歩です。

主な原因

  • 上腕骨骨折
  • 長時間の圧迫
  • 腕枕などによる神経圧迫
  • 手術後やギプス固定後
  • 腫瘍や炎症

などがあります。神経は圧迫に弱く、持続的な圧力でも障害されることがあります。

橈骨神経麻痺の症状

代表的な症状は以下の通りです

  • 手首が持ち上がらない(下垂手/drop hand)
  • 指が伸ばしにくい
  • 物をつかみにくい
  • 手の甲のしびれ(親指~中指付近)
  • 力が入りにくい

多くの場合、痛みよりも「動かしにくさ」が目立ちます。

左:橈骨神経麻痺、右:後骨間神経麻痺

橈骨神経麻痺の診断方法

当院では以下を組み合わせて診断します。原因の特定がとても重要です

  • 問診(発症状況・外傷の有無など)
  • 身体診察
  • レントゲン検査(骨折の有無確認)
  • 必要に応じて超音波検査やMRI検査

橈骨神経麻痺の治療方法

骨折や脱臼などの外傷や腫瘤によるものは早期に手術が必要な場合もあります。原因が明らかでないものや回復の可能性のある場合には保存治療をします。

保存治療

局所の安静、薬剤内服、必要に応じ装具、運動療法など
神経はゆっくり回復するため、改善まで数週間~数か月かかることがあります。

回復が見込めない場合には専門医と連携し手術を検討します。

橈骨神経麻痺の予防

  • 長時間同じ姿勢で腕を圧迫しない
  • 骨折後は適切な固定管理を行う
  • しびれや力の入りにくさを放置しない
  • 早期受診が重症化予防につながります。

やまべ先生からの一言

やまべ院長

橈骨神経麻痺は「突然手が上がらない」という症状でとても不安になる疾患です。しかし、多くは時間とともに回復します。

大切なのは原因を見極め、焦らず適切に治療を続けることです。違和感を感じたら、早めにご相談ください。

橈骨神経麻痺に関するよくあるご質問

Q
橈骨神経麻痺は自然に治りますか?
A

多くは自然回復します。ただし神経の損傷程度によります。

Q
橈骨神経麻痺はどれくらいで治りますか?
A

軽症であれば数週間、重度の場合は数か月かかることもあります。

Q
橈骨神経麻痺かもしれません。しびれだけでも受診すべきですか?
A

はい。初期症状の可能性があります。

Q
橈骨神経麻痺の場合、リハビリは必要ですか?
A

はい。関節が硬くなるのを防ぎ、回復を促します。

Q
橈骨神経麻痺は手術になることは多いですか?
A

頻度は高くありません。多くは保存療法で改善します。

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