種子骨障害
原因・概要
足の親指の裏側が傷む場合、多いのが「種子骨障害」(しゅしこつしょうがい)です。
種子骨とは、親指の付け根にある小豆くらいの大きさの骨で、通常二つあり走ったり跳んだりする時の蹴り足の衝撃を吸収する役割があります。
その他、親指を動かす筋肉の腱がくっついていて筋肉の作用の効率を高めています。
また、種子骨の下を趾神経(ししんけい)が通っています。
足の親指の付け根を反らせる動作では、種子骨と中足骨頭が密着し、大きな圧力がかかります。走ったり、強く踏み込んだりするスポーツで繰り返し外力や強い外力がかかることで発症します。
女性では関節が柔らかく、母趾の第1関節が過剰に反ってしまうことがあります。そのようなケースでは足の親指の付け根に大きな負荷がかかり種子骨障害が発症するリスクが高くなります。
症状
種子骨障害の痛みは、足の親指の付け根(第1中足趾節関節)の下にあらわれることが多く、歩いたり、走ったり、踏み込んだりしたときに痛みを感じることが多いといわれています。症状は歩くことで悪化し、ひどくなると着地するだけで痛みが出るようになります。
また、患部が炎症によって熱をもったり、腫れたりすることや、親指が赤くなったりするケースもあります
底が薄くて柔らかい靴や、かかとの高い靴を履いていると症状が悪化しやすいので注意しましょう。
治療・予防
保存療法と手術療法がありますが、保存療法が基本になります。
- 局所安静
- 原因となったスポーツや仕事の制限
- 靴の変更
- 消炎鎮痛剤の使用
- 靴の中敷(インソール)の使用→インソールは親指の付け根(MTP関節)にかかる圧力を減らすために使います。これにより、種子骨への負担を軽減し、痛みを和らげます。
足底筋に硬さがみられるときには柔軟性を取り戻すリハビリテーションをします。
ほとんどのケースはこのような治療でよくなりますが、保存療法で効果がない場合には、手術で内側の種子骨を摘出することがあります。
痛みが続く時や、何度も繰り返す場合は、骨折などがないかを確認するためにも、早期の受診が大切です。
当院ではリハビリやインソールの作成も行っています。お気軽にご相談ください。