膝を曲げると後ろが痛い原因は?セルフケアも解説
半月板と膝後面の筋肉との関係をわかりやすく解説
これまで当院のコラムでは、鵞足炎の痛み、膝の内側の痛みについてご紹介しました。
今回は膝の痛みの第3弾として、膝を曲げた時に後ろが痛くなる原因についてご紹介します。
・しゃがむと膝の裏が痛い
・正座をすると痛い
・膝を深く曲げると引っかかるような感じがある
このような症状がある場合、半月板と太もも裏側の筋肉の関係性が破綻している可能性があります。
そもそも半月板とは?
膝関節は大腿骨と脛骨(けいこつ)と膝蓋骨で構成される関節です。その大腿骨と脛骨の間にはクッションのような役割を果たしてくれる組織があります。それが半月板です。
半月板は内側と外側にそれぞれ内側半月板、外側半月板として2枚存在します。これらの半月板は膝を守るために重要な役割を担っています。
・膝関節内部にかかる衝撃を吸収する
・膝関節の安定性を高める
・膝関節の可動性を適切に保つ
・関節内部の貯留液を適切に分散させる
このように、膝を曲げ伸ばしする上で、欠かすことができない重要な存在です。
この中でも、「膝関節の可動性を保つ」ことが破綻していると、膝の痛みにつながることが多いです。
では、実際、膝を曲げ伸ばしする際に半月板がどのように働いているかというと、
・膝を伸ばすときに前方へ移動する
・膝を曲げるときに後方へ移動する
このように、大腿骨と脛骨の接触面をカバーするように働いています。
膝を曲げた時に後ろが痛くなるのはなぜ?
半月板は膝を曲げると後ろに移動します。
このとき、太ももの後ろにある、半膜様筋・膝窩筋がしっかり働かなければ、半月板は後方に移動しません。そのため、半月板が後方にしっかり移動しないことで大腿骨と脛骨に挟まれて痛みが生じます。

セルフケアの方法
半膜様筋と膝窩筋に力を入れることで半月板をしっかり後ろに引き出すことが重要です。
半膜様筋と膝窩筋のトレーニング
・うつ伏せになり、膝を90°に曲げます。

・痛い方の足の上に痛くない方の足を乗せて足を組むようにします。

・痛い方の足は膝を曲げるように力を入れ、痛くない方の足をそれを邪魔するように抵抗を加えます。

1日10~20回を1週間行ってみて、痛みが変わるかチェックしてみてください。
まとめ
膝を深く曲げた時の痛みは半月板が関与している可能性があることをご紹介しました。
半月板は膝の機能を守る上で重要な組織です。
セルフケアを行うことで痛みが変わるかどうかをチェックし、もし変わらなければ半月板が原因ではないかもしれません。
その場合は早めに受診するようにしましょう。
やまべ整形外科では、膝の痛みや腰痛・スポーツ障害・骨粗鬆症の治療、リハビリテーションに力を入れています。
当院は南海本線「泉佐野駅」より徒歩約10分の場所にあり、駐車場も完備しております。
超音波診断装置を活用した正確な診断と、理学療法士による専門的なリハビリテーションを提供し、一人ひとりの症状に合わせた治療を行っています。
「腰の痛みが続いている」「どんなストレッチが効果的かわからない」など、お悩みの方はぜひ一度ご相談ください。適切な診断とリハビリで、症状の改善をサポートいたします。